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●LSRは高付加価値志向で
2002年 ゴム工業新聞
ゴム工業新聞
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「コストダウンと高品質はもちろん、倍速・短納期への対応が不可欠。LSRの価格がミラブル並みに下がれば、さらに拡大すると思う。引裂き強度はEODMとほぼ同等で、合成ゴムの代替も可能だ」と語るのは大裕工業の坂間伸男専務。同社は自力で「ISO9002」の認証取得をバネに、成形技術と独自製品の研究開発、製造販売に一段と傾注する。そこで坂間専務に、シリコーンを中心に現状と展開についてうかがった。

−売上構成比率と使用素材は。
「ゴム(CR・NBR・FKM・ミラブルシリコーン・LSR等)が約60%、樹脂(PC・POM・ABS・アクリル・PA・PVC・TPE等)は30%、組立(フィルム現像機・ケミカルポンプ等)が10%の比率となっている」

−シリコーンは。
「ミラブルは仕上げ工程があり、コストプッシュとなるため中国の上海工場で。国内は手間のかからないLSRによるLIM成形で、高付加価値志向で展開中」

−LSRはいつから。
「手がけ始めたのは1年半前からで、新分野開拓を目指すための新技術として導入。車載用電装系部品のコネクターシールは、コストダウンニーズが強く、現在も、この仕事が続いている。また、新たな仕事も2種類加わる予定であり、今、金型の準備をしているところ」

−LSRの調達とその使用量は。
「材料は国内・海外でも調達できる。使用量は月間400〜500kg。コネクターシールをはじめ新部品2種は、当社の出した材料が顧客のスペックとなった。VA限定を認めてくれるので頑張りたい。当社も顧客もメリットがあるし、なおかつ仕事量が増えると良いが・・・」

−成形システムは。
「機械は独アーブルグのオールラウンダー(型締力35トン)。あくまで試作機として使用しているが、今後の仕事量により機械設備の増強を検討する。現在、月産20万個の部品が50万個に増えたところだ」

−材料特性とメリットは。
「物性には問題ないが、コストだ。現状のコストでは、一定レベルの製品重量以下ならメリットがあるが、一定レベル以上になるとミラブルの方が安い」

−金型は。
「試作型は、型割などがあるため社内で対応。OKとなれば金型メーカーに出し、間に合わなければ自社で製作する。そのための各種工作機械(放電加工機除く)も整備している」

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