|
|
||||||||||||||
| ●どうする技術伝承〜次代のトップに聞く | |
| 99年1月25日 日刊工業新聞 | |
−主力製品、事業の特徴を聞かせてください。 「一九六一年の創業以来、一貫してゴム・樹脂を主要素材とした製品の開発に取り組んできた。パワーウインドー用ダンパーをはじめ自動車用部品、ケミカルポンプ、ゴムインペラーなど、扱う製品はおよそ五千種。近年は電子部品の分野にも進出、具体的にはセンサ一部品の量産に乗り出し、売上も順調に伸ばしている。今後は同分野を第三の柱として育てていく方針だ」 −技能の伝承はどのように進めていますか。 「当社では試作段階での金型を内製化しているが、現在、それを手掛けている職人は五十歳を超えている。その意味では、技術情報のソフト(システム)化を早急に進める必要がある。実際、金型をCADで図面化し、それを蓄積するという作業はすでに始めている。これにより設計技術を共有化できるばかりか、職人の持つノウハウのソフト化も実現した」 −でも、すべてをソフト化できるわけではありませんよね。 「もちろんその通りだ。例えば金型の割り方ひとつとってみても、どこで割るかで量産する際のコストや速さが違ってくる。段取りにしても同様で、加工条件や気温、セットの誤差などでやはり仕上がり具合が大きく違う。ソフト化といっても、すべてを数値化できるはずもなく、目に見えないノウハウ的な部分に関しては経験と勘が必要だ。そういう部分はオン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)で直接伝えることで、技能の伝承を図っていく」 −今後の抱負を聞かせてください。 「長引く不況の影響から売上高が大幅に減少している。それに伴い、バブル時には五十人いた従業員をパートに切り替えるなどして、昨年までに二十五人に削減した。しかし、これ以上の削減は業務にも影響を及ぼす。今後は逆に、必要な部門はむしろ人数を増やすなどして、経営基盤の強化を図っていきたい。特に来年はISO9001の認証取得を予定していることから、品質管理部門を重点的に強化する方針だ」 |
|
>>お知らせ一覧に戻る |